読書観

毎週1冊読んでいる本の中から、本当におススメしたい本だけ抜粋して、
読書観を紹介していきます。

"2010年2月"の記事一覧

  • 2010年02月24日
    カテゴリ:

    間が開いてしまいました...
    更新忘れです。すいません。

    改めて...。

     

     

    『未来を拓く君たちへ』
     なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか
                            
                    田坂 広志著
                               PHP文庫



    短いセンテンスで、分かりやすい言葉で...
    しかし、著者の熱が伝わってくるような、そんな本でした。


    最近本を読んでいて思いますが、引き寄せているんだろうな
    と感じます。
    読む本のほとんどが、今まで飯塚塾頭をはじめ、倫理法人会
    や、諸先輩方よりお聞きしてきたことのが表現を変えて書いて
    ある書籍です。


    その度に、まだまだ「知っている」レベルで、「実践している」
    「できている」レベルではないから、繰り返し出会うのだな...と感じ
    ます。


    素敵な言葉の数々は添付ファイルを読んでいただくに限ります
    が、いくつかコメントを...。


    ●人生において、「成功」は約束されていない。
     しかし、
     人生において、「成長」は約束されている。

    ⇒そうあって欲しい...、そうありたいと思います。
     そうあるためにも、もっと自分への甘えをなくしていかなくては
     と思う今日この頃です。
     自分の中の「まだまだ」のレベルを上げていきます。


    ●ある時期、イチロー選手が、ライバル・チームのピッチャーに
     何試合にもわたって抑え込まれ、ヒットが打てなかった。
     そのことについて、インタビューアーから聞かれた。
     「あのピッチャーは、あなたの苦手なピッチャーですか」
     その問いに対して、イチロー選手は、こう答えた。

     「いや、そうではありません。
     彼は、僕の可能性を引き出してくれる、素晴らしいピッチャーで
     す。 だから、僕も腕を磨いて、
     彼の可能性を引き出せる、素晴らしいバッターになりたいです
     ね」

    ⇒以前、メンタルトレーナーの西田文郎氏が
     「人間には2種類しかない。肯定的錯覚で生きている人と、否定
     的錯覚で生きている人と...。肯定的錯覚で生きている人は、何か
    あっ た時に、"可能性"から入るが、否定的錯覚の人は"問題"から
    入る」
     と、こんな感じのことをおっしゃっていました。

     改めて、今回本を読んで、今現状にやや悩み気味の部分がある
     の... 否定的錯覚で生きてしまっているなと反省しました。


    この本では、人生のことを山登りに喩えている箇所がありますが、
    思えば、昨年富士山に登った際、ほぼ全部登りで、楽な箇所はありませ
    んでした。

    登る=成長するとは、自分自身に付加をかけていくことなので、
    もっと今を楽しんでいけるように、心と体を磨く、鍛えていきたいと思い
    ます。


    そして、受身で"付加がかかってしまっている"状態ではなく、自
    ら付加を創りだせるようにもっとしていこう...
    小さな無理を積み重ねていこう...


    そんなことを感じさせてもらいました。

    そして...

    ●我々一人ひとりが変わらなければ、世界は変わらない。
     我々一人ひとりが成長しなければ、人類は成長しない。


    自分の成長が世界の、人類のちょっとだけでも成長に寄与できたら
    素敵だなと思います。
    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

    最後まで有難うございました。

  • 2010年02月02日
    カテゴリ:

    「成功おじさん」の最優先ルール
           チャーリー・ジョーンズ
           楡井浩一 訳
           PHP研究所

     

    「最優先のルール」ということで、どんなことが...
    と思いましたが、個人的に一番心に残ったのが、前書きに書いて
    あった

    『わたしがこれからお話しすることを覚えないようにしてほし
    い......いや、言いまちがいではない。
    わたしの話を覚えてはいけないのだ。
    「覚える価値があることを話すつもりじゃないの?」

    ご不審に思うかたがいるかもしれない。もちろんそのつもりだが、
    本書の価値は、私の話を覚えることにはない。
    あなたが、わたしの話を聞いて何を考えるか、という点にある。
    わたしの話を聞いて何を考えるかのほうが、私の話を覚えることよ
    り、はるかに重要なのだ。』

    という箇所でした。


    セミナーに行って話を聞いても、一生懸命聞いたことをメモするこ
    とが多いです。
    でも、メモして覚えることももちろん自分の身にするためには大切
    だと思いますが、
    「何を感じ」
    「ではどうしよう」
    そう考えたことをメモすることの方がよっぽど大事であり。

    「何をしようと」
    感じ、決め、それを実践し、継続できることが一番の...最優先ルー
    ルかなと思いました。


    "ほんとうに生きる"という言葉が出てきますが、自分に置き換え
    て聞いたこと、見たことを実践に移していく...そういうことが重要
    になろうかと思います。


    もちろん、「何故生きるのか?」(何のために生きるのか?)が最
    重要であることは当然ですが。


    いたってシンプルなことが書かれています。
    個人的には...訳者の訳し方と波長が合わない感じがして、読みにく
    い感じがしてしまったのが残念ですが、これは自分自身の問題で
    す。


    いくつか、心に残ったキーワードを...


    ●人が成長し始めれば、障害もだんだん大きく、手ごわいものに
    なっていく。
    しかし、そこにしっかり取り組むことには、刺激があり、進歩があ
    る。人生は、下り坂に入ったときだけ、楽なものになるのだ。

    ⇒今は楽な日々とは感じられないので(楽しい日々とは思います
    が)、自分が今少しずつ成長し、上り坂にあるのだな...そう思える
    言葉でした。障害WELCOMEでいきたいと思います。


    ●「使うか失うか」のルール---自分の持ちものを使わずにいる
    と、それを失い、
    持ちものを使えば、それが増えるというルール---をないがしろに
    している人が大勢いるはずだ。

    ⇒まさに能力などはその典型だと感じました。「能ある鷹はつめ隠
    す」と言っているうちに、爪が退化しないように、ドンドン使って
    研ぎ澄ませていきたいと思います。
    そして、自分には「力がある」と自信を持たなければ使えないとも
    感じました。自分の優位特性を明確にすることを大切にしたいと思
    います。


    ●3つの重大な決断事項とは、(1)誰とともに人生を送るか、
    (2)何をして人生を送るか、(3)何のために人生を送るか、で
    ある。

    ⇒自分の中で明確になっているようでいて、なっていない問いでし
    た。考えてみたいと思います...
     誰と...ご縁のあった方々と
     何をして...朝礼コンサルタントを中心に、優位特性を活かして
     何のために...ご縁のあった人たちの笑顔のために(結果...そして
    自分の笑顔のために)
     
     "何をして"が今までの人生の中であまり考えたことのない部分
    だったので、もう少し考え、決断したいと思います。


    ●いちばん重要なのは、今いる場所ではなく、これから進む方向だ
     オリヴァー・ウェンデル・ホームズ

    ⇒以前、ISKで「前後際断」の資料をやった際に、塾頭から「昨日
    まで赤字でも、今日が赤字とはかぎらない」という言葉をもらっ
    て、勇気をもらいました。
    過去の延長、積み重ねで今がありますが、未来もそのまま流れてい
    くのではなく、自分で目的地を決め、それ向けて行動を起こしてい
    ければ、未来はドンドン変わる。
    そう信じて、今年は色々と枠を作らずに、行動変化、踏ん張ること
    をしていきたいと思います。



    以上になります。