読書観を紹介していきます。
"2010年4月"の記事一覧
- 2010年04月23日カテゴリ:
著者は、「リーダーシップ、エリート・パフォーマンス、
自己発見に関する世界最高の権威のひとり」と
裏表紙に紹介されております。
この本を読んで感じる、一番のことは(私の師匠の)
飯塚塾頭がいつも言っていることと同じだということ。
ただ、いつも塾頭がおっしゃっているように
「知っているは意味がない。やっている、習慣になっ
ているでないとダメ」 ということを改めて感じさせられ
ました。
「同じだな」 と思いつつ、 「まだまだできていないな」
と感じることが多い本でした。
書いてある内容はいたってシンプル、平易な言葉で
書かれていてすごくわかりやすいです。
なので、すごくたくさん線を引いてしまいました。
ただ、これらをいっぺんにはできないので、一つ一つ
自分の中で優先順位をつけて行動変化をしていこうと
思います。
まずは、もっと自分を律する(ダイエットが第一)、
チャレンジする、そしてゴール・カードを作成してみよ
うと思います。
「新しい習慣は、新しい靴に似ています。
最初の二、三日は、あまり履き心地がよくありません。
でも、三週間くらいたつと慣れてきて、 第二の皮膚の
ようになるでしょう」 塾頭がおっしゃっている
「3日坊主も100回繰り返せば300日」 と同じように...
最初は苦しいけど、それを乗り越えていける勇気を
持てるよう...そのためにも、もっと目標高く、意志を
入れていきたいと思います。
特に心に残った箇所...
*わたしたちの大多数は、もっとしあわせになり、
もっと健康になり、もっと充実した生活を送るために、
なにをする必要があるかを知っています。
真の問題は、わたしたちが知っていることを実行
しないことです。
*哲学者のセネカはこう述べています。
「困難だから、やろうとしないのではない。やろうと
しないから、困難なのだ」
*人生のたそがれどきを迎えて、死の床につくとき、
あなたがいちばん後悔するのは、負ってきたあらゆ
るリスクではありません。
あなたの心を満たす最大の後悔と悲しみは、避けて
きたすべてのリスク、つかまなかったすべての機会、
立ち向かおうとしなかったすべての恐怖でしょう。
などなど... 心にグサッと来る言葉が多い本です。 - 2010年04月12日カテゴリ:
おススメ度合い;4点(5点満点)
著者は20年間麻雀の代打ちにて無敗を誇り、「伝説の雀鬼」と呼ばれている桜井氏。
現在は、麻雀を通して人間力を鍛えることを目的とした「雀鬼会」を主宰してる。
我々からすれば、全く異次元の世界に住む人の本です。
しかし、書いてあることはすごく原理・原則を抑えている素敵な本だと感じました。
自然界では「勝ちたい」という思考は存在しない。
存在するのは「負けない」である。
というような、少し「ん?」と思う部分もありますが、すごく自然体を感じる本です。
麻雀であっても、突き詰めれば、根っこ・真理は経営とも同じなのだなと感じられる本で
す。
また、すごく禅的です。
「格好つけない」
「自然体」
「あるがまま」
「とらわれない」
「体構えがあって心構え」
など、飯塚塾頭から聞く言葉がこの本でも出てきます。
セミナーなどをやる際の心構えみたいなものも、塾頭にいつも言われていること...そのま
まです。
『硬い緊張は「うまくやろう」とか、「いいところを見せよう」とか、「勝とう」など
と、余計な気持ちがあるときほどなりやすい。柔らかい緊張を保つには、それらを除いて
いけばいいわけだ。具体的には、「今のありのままの姿を見せればいい」という気持ちで
ある。前述したように、いいものもダメなものも含めて等身大の気持ちでいることが大切
なのだ』
何でもいいから、突っ込んでみれば、経営にも活かすことのできるポイントをつかめるも
のなのだということがわかります。麻雀という、世間一般からすればイメージの良くない
ものでも、突っ込めば同じなのですね。
麻雀はくだらない、経営は素晴らしい...そう区別している時点でとらわれていると感じま
した。
難しく考えてしまって、自然の流れからそれてしまう...利口に理由付けをしてしまう...
ヘッドレベルの私には耳が痛い言葉が多く出てきますが、スッと入ってきました。
もっと感じたこと、直感を大切に、失敗を恐れずに進めるようにしていきたいと思いま
す。